赤ちゃんのうんちの色でわかる病気【まとめ】
いつもありがとうございます。管理人のりんです。
前回は子供の便秘について取り上げました。
今回は赤ちゃんのうんちの色でわかる病気についてまとめましたのでご覧ください。
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赤ちゃんのうんちは健康のバロメーター
赤ちゃんのうんちは健康のバロメーターなんてよく言いますよね。
それほど赤ちゃんのうんちには健康状態が反映されるのです。
健康なうんち
赤ちゃんはゆるゆるうんちが普通ですね。
母乳の場合とミルクの場合で多少の違いはありますが、母乳のほうがゆるいイメージでしょうか。
色としては、黄色・茶色・緑色と個性豊かです。
緑色は、うんちが酸性になって胆汁が変色しているだけなので心配はありません。
離乳食が始まると、食べたものがそのまま出てくることもありますよね。
ほうれん草や人参などそのままの色だったりします。
注意が必要なうんちの色は?
赤いうんち
赤ちゃんが泣いたり、泣き止んだりしていちごジャム状の血便の場合、すぐに小児科へ!!
腸管が腸管内にめり込み、腸が締めつけられ激しい痛みを伴う腸重積の可能性が高いです。ひどくなると腸管組織が壊死してしまう大変恐ろしい病です。2歳前に発症することが多く、ピークは6ヶ月頃といわれています。
似たような病気に、絞扼性イレウス(こうやくせいいれうす)という病気があります。先日、俳優のオダギリジョーさんと香椎由宇さんご夫妻の次男がこの病で亡くなっています。
⇒絞扼性イレウスとは?症状・原因を明らかに!
⇒絞扼性イレウスの原因とは?子供が発症しやすいのか?
腸重積は時間がたつほど腸が傷んでしまうので、いちごジャム状の血便が出た、間欠的に泣く、何回も繰り返し吐くという場合は速やかに受診するようにしましょう。
赤っぽいうんちで血液や膿が混じっていて、腐ったようなにおいがする場合は細菌性胃腸炎の可能性があります。サルモネラ、カンピロバクター、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌、エルシニアなどの細菌感染によって嘔吐や下痢が起こる病です。腹痛を伴い、高熱が出ることもあります。
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黒いうんち
いわゆるタール便(真っ黒でのりの佃煮みたい)ですね。
新生児の場合は正常な胎便ですので問題ありませんが、生後3日を過ぎて以降、新生児以外で見られると異常です。
食道や胃などからの出血の可能性があります。お子さんに腹痛などの症状がないか確認し病院を受診しましょう。
白いうんち
灰白色やクリーム色のうんちが生まれてから続いている場合、胆道閉鎖症を疑いましょう。
放置すると命に関わるため、早期に発見し手術することが大切です。
生後60日以内に手術すると成功率が高まります。術後に肝機能の検査を定期的に行いますが、うまく胆汁が流れない場合や、肝硬変に進んでいる場合には、ママかパパの肝臓の一部を移植する生体肝移植をすることになります。
米のとぎ汁のような水っぽい下痢便の場合は、ロタウイルスの感染の可能性があります。
嘔吐や下痢を繰り返すことで脱水に陥りやすいので注意が必要です。
水分補給には特に気をつけましょう。
①泣いても涙が出ない、尿が長時間出ない
②1日6回以上の大量の下痢、嘔吐が止まらない
③呼吸が速い、トロトロと眠りがち、機嫌が悪い
④皮膚が冷たく、色が白っぽい
⑤腹痛が持続し、血便が続く
などの症状が現れたら、夜間でも早急に受診するようにしてください。
あとがき
いかがだったでしょうか?
うんちの色でこんなにも赤ちゃんの健康状態がわかってしまうなんて。
日頃から赤ちゃんのうんちを観察して、我が子の体調の変化に気づいてあげてください。
子育て中のママは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
こちらの記事も合わせて読むとためになります。
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