子供が胃腸炎で嘔吐した時の食事はコレ!脱水にも注意が必要
こんにちは「そら」です。味覚の美味しい季節になってきました。
さて、今日は胃腸炎になった時の食事などについてまとめていきたいと思います。胃腸炎になってしまった時には、消化の良い食事と水分補給に気をつけていくのが1番です。
では、消化に良い食事とはどういうものでしょうか?簡単に作れるレシピなども、のせておきますので是非、参考にしてください。
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もくじ
胃腸炎の時のオススメの食事
胃腸炎に限らず、風邪をひいた時などには胃腸に負担のかからない食事が必要です。つまり消化に良いもの=消化するのに時間がかからないものです。
簡単にですが、下記にまとめました。
・温かいメニューをあげましょう
温かい物を食べることで胃に負担をかけず、体温を上昇させる事ができます。ただし熱すぎは逆に、胃に負担がかかってしまうで注意してください。
・柔らかく調理しましょう
食材は繊維を細かく切り、よく火を通してください。野菜をあげる時は生ではなく、必ず火をとおして!クタクタに煮た野菜スープなどがオススメです。
・少量ずつ食べさせましょう
1度にたくさん食べると胃に負担がかかってしまうので、1日5回~6回くらいを目安に食事をとりましょう。
食事は吐くのが治まってから開始しましょうね。子供の栄養が心配になりますが、無理してあげると胃腸の働きが間に合わず、また吐いたり下痢をしてしまいます。まずは、胃を空にして嘔吐がおさまるのを待ちましょう。
また便の様子を見ながら、食事を決めるのも分かりやすくて良いと思います。
便が水のような時
便が水のような時は胃腸の働きがかなり弱っています。水分が多い食事が望ましいです。
野菜スープ、おもゆ、みそ汁、りんごのすりおろしなど
※りんごは必ずすりおろしましょう。また、りんごは下痢に良いと言われる食材の1つです。
便がドロドロの時
便がドロドロになってきたら、食べ物もドロドロした物をあげても大丈夫です。
かぼちゃの煮つぶし(にんじんやじゃがいもでもOK)、バナナの裏ごし、パン粥など
便が軟らかい程度で形がある時
胃腸の働きも少しずつ回復してきた証拠。柔らかい食べ物をあげていきましょう。
おかゆ、柔らかく煮たうどん、卵、野菜の煮つけ、白身魚の煮つけ、鶏ささみなど
幼児ではなく乳児の場合
食事の話をしていますが、まだ母乳やミルクを飲んでいる赤ちゃんが「胃腸炎」にかかってしまったらどうしたらよいか気になりますよね。多くは小児科を受診した時に先生が治療法を教えてくれると思いますので、簡単にまとめておきます。
離乳食の場合
初期~中期なら、一度やめましょう。ただ、後期の場合は前章でものべた方法で、少しずつあげていきましょう。おかゆもいつもより柔らかく作ってあげるようにしましょう。
ミルクの赤ちゃんの場合
いつもより、薄めにミルクを作り、少量ずつあげましょう。例えば、200㎖飲む赤ちゃんなら、粉は160~180くらいの分量しか入れず、後は200㎖までのばして作るようにしてみてください。赤ちゃんの様子を見ながら、吐いたり、下痢がつづかなければ、通常の濃さにもどしていって良いです。
母乳の赤ちゃんの場合
嘔吐が落ち着いてから授乳を開始しましょう。
母乳の感覚は通常と同じで4時間くらい空けてあげ、授乳時間は5分くらいにした方が良いでしょう。赤ちゃんの様子を見ながら通常の授乳時間にもどしていけば大丈夫です。赤ちゃんが飲みたがっても、また吐いてしまうようなら、無理に母乳をあげる時間を増やす必要はありません。
胃腸炎の時の水分補給
普段の風邪もそうですが、「胃腸炎」の時も十分な水分補給をしましょう。子供は脱水症状をおこしやすいので注意してください。
水分補給に適しているのは、水分だけではなく電解質も補給できるものがよいです。「OS1」や「アクアライト」など乳児用電解質飲料(イオン飲料)などをあげてください。
逆に「ポカリスエット」などのスポーツ飲料は糖分が多い為、下痢が治りづらくなりますので、やめた方が良いです。また一番胃腸の負担が少ないのは白湯になります。白湯や電解質飲料を上手く取り入れて水分補給を心がけてください。
脱水症状
「胃腸炎」で嘔吐や下痢が続くと脱水症状がとにかく心配ですよね。病院に受診した方がよい目安はどんなものでしょう。
- オシッコの量がすごく減っている。もしくは全くしていない
- 元気がなくぐったりしている
- 顔色が白かったり、明らかに悪い
- 便に血が混じっている
上記のような症状があった場合には、すぐに病院を受診してください。特に1才未満の赤ちゃんは危険なので、注意が必要です。
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胃腸炎の時のオススメレシピ
胃腸炎になった時に簡単に作れる料理をご紹介します。胃腸炎以外の風邪などの時にも良いので、是非ご活用ください。
お腹にやさしい「あったかりんごのゼリー」
- りんご 1個
- 蜂蜜 小さじ2
- お湯 200㎖
- 片栗粉 大さじ1
- レモン汁 小さじ2
作り方
- りんごの皮をむき、半分はすりおろし残り半分は5㎜幅の角切りにする。
※まだ小さかったり、症状がひどい場合は全てすりおろしても大丈夫。 - 鍋にりんごと蜂蜜、レモン汁、お湯を入れて、コトコトと煮る。
リンゴの角切りが透き通るくらいまで煮ていくと良い。 - 鍋の火を止め、片栗粉を分量外の少量の水で溶き、混ぜながら鍋に入れる。
器に盛って完成。
※蜂蜜を使うのに、抵抗があれば砂糖でも良いです。ただし入れすぎには注意してください。
牛乳不使用の「クリームシチュー」
- じゃがいも 1個
- にんじん 1/3個
- 玉ねぎ 1/2個
- 小麦粉 大さじ1
- 水 300㏄
- 味噌 小さじ1
- 塩 小さじ1/3
作り方
- じゃがいもを半分はすりおろし、残り半分と他の野菜は細かく切る。
切った野菜を耐熱皿に入れ、ラップをかけて電子レンジで温める(600w5分) - 水150㏄に小麦粉を溶かし、すりおろしたじゃがいもを加える。
火にかけ、沸騰してきたら中火で2分ほど混ぜながら煮込む。 - 残りの水と調味料、野菜を加え再び煮込む。味を調えて完成。
まとめ
いかがでしたか。胃腸炎の時には、食事や水分など色々と気を遣うと思います。看病で食事を作るのが大変な時は、コンビニでも「おかゆ」やお総菜の煮物なども取り扱っているので、上手く利用して、乗り越えていきましょうね。
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