ウイルス性急性脳症の原因と症状は?インフルエンザ脳症って何?
こんにちは。りんです。
アイドルグループのエビ中こと私立恵比寿中学の松野莉奈さんが亡くなられました。まだ18歳という若さ。子を持つ親として、ご両親の気持ちを思うと痛たまれません。ご冥福をお祈り致します。
公式サイトでは死因は明らかにされていませんが、ウイルス性急性脳症では?という情報が流れています。
ウイルス性急性脳症とはどのような病気なのでしょうか?原因や症状、子供を守るための対処法などを見ていきたいと思います。
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もくじ
ウイルス性急性脳症とは?
ウイルス性急性脳症(ウイルスせいきゅうせいのうしょう)とは、ウイルス感染症の重篤な合併症で、中枢神経症状を主とするもの。
出典:Wikipedia
とウィキペディアにありました。
以前からウイルス感染症に脳炎が伴うことは知られていました。
インフルエンザウイルスをはじめ、アデノウイルスやロタウイルス、RSウイルスなどウイルス感染症による脳炎がまれに起こっていたのです。
特に、インフルエンザによる急性脳症が有名で通称インフルエンザ脳症と呼ばれています。
脳炎や脳症って聞くだけで、重症のような気がして子供には絶対になってほしくないって思ってしまいますよね。
ここからはウイルス性急性脳症、特にインフルエンザ脳症について見ていきたいと思います。
ウイルス性急性脳症(インフルエンザ脳症)の原因とは?
ウイルス性急性脳症(インフルエンザ脳症)の原因は、上でも上げたようにインフルエンザなどのウイルスによる感染症によって引き起こされます。ウイルスに感染することで免疫異常が起こり、脳の働きに異常がみられるのです。
インフルエンザ脳症はインフルエンザの合併症の1つで、1歳をピークに0~5歳の幼児に起こることがほとんど。
インフルエンザにかかった子供1万人に1人発症するかしないかと言われていますが、インフルエンザ脳症を発症すると1~2割の確率で死に至る怖い病気です。また、知的障害や四肢麻痺などの後遺症が残るケースもあります。
インフルエンザを少し甘く見ていたかもしれないです…
自分の子供がかかってしまった時、いち早く症状に気づいて対処する必要がありますので、詳しい症状を見ていきましょう。
ウイルス性急性脳症(インフルエンザ脳症)の症状とは?
ウイルス性急性脳症(インフルエンザ脳症)の症状は、高熱、咳、鼻水、頭痛などいわゆる風邪の症状がまず現れます。
この段階では、単なる風邪なのかインフルエンザなのか脳症になってしまうのかわからないので厄介です。
インフルエンザ脳症になってしまうと、意識障害・けいれん・異常行動などいつもとは違う症状が見られます。
この症状は、発熱後、数時間から1日の間に起こることがほとんどなので注意深くお子さんを観察することが重要です。
次のような症状が現れたら、昼夜問わずすぐに救急車を呼んで病院を受診してください。一刻を争います。
意識障害
声をかけても反応がなかったり、ママやパパのことがわからなくなったりします。意識ももうろうとしていて、刺激を与えても反応がない状態です。
子供の目を見つめて、目が合うかどうかも判断材料にしてみてください。
けいれん
高熱によるけいれんの場合、熱性けいれんが起こっている場合があります。
5分以内に治まるようであれば特に問題ありませんが、15分以上けいれんが続いたり左右非対称のけいれんが現れたりした場合はインフルエンザ脳症の可能性が高いです。
異常行動
幻覚を見たり、壁に向かって突然走り出したり、意味がわからないことを話したり、明らかにいつもとは違う行動が現れることがあります。
突然笑い出したり、泣き出したり、怒ったり、喜怒哀楽がいつもと違ったり、大声で歌いだしたりなど。
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ウイルス性急性脳症(インフルエンザ脳症)の予防法は?
子育て中のママやパパが一番気になるのが、子供がインフルエンザ脳症にかからないようにするにはどうすればいいかという予防法ではないでしょうか?
防げるものなら防ぎたいですからね!
当たり前ではありますが、原因ウイルスであるインフルエンザなどに感染しないことが大切です。
ウイルス性急性脳症はお話した通り、ウイルス感染症をきっかけに引き起こされますので、原因となる感染症にかからないようにすることが必要です。
そのためには、日頃から手洗い・うがいはもちろんですが、インフルエンザが流行している時には、極力人混みを避ける、マスクを着用するなどいつも以上に気をつけることが大切です。
特に意識して手洗い・うがいをしっかり行いましょう。
⇒インフルエンザにかかったことがない我が家のインフルエンザ対策
インフルエンザの予防接種も有効ですので、予防接種も検討してみてください。
インフルエンザで解熱剤はダメ!
インフルエンザになると高熱が出て、キツそうにしている子供を見るのは親としてはツラいものですよね。
少しでも和らげてあげたいと市販の解熱剤を使おうと思ったことはありませんか?
アスピリンを含んだ解熱剤を服用すると、インフルエンザ脳症を引き起こす可能性がありますので、絶対に避けましょう。
薬を使用する場合は、かかりつけ医を受診して処方してもらうようにしてください。
ウイルス性急性脳症(インフルエンザ脳症)まとめ
いかがだったでしょうか?
ウイルス性急性脳症(インフルエンザ脳症)から子供を守るために、日頃からの手洗い・うがいや子供の症状に目を配ることが大切ですね。
少しでもおかしいと感じることがあれば、迷わず病院を受診してください。
ちょうどインフルエンザが流行している時期です。
今一度、家族でインフルエンザ対策について話してみてはいかがでしょうか?私も口を酸っぱくして子供に手洗い・うがいを徹底させたいと思います。
こちらの記事も合わせて読むとためになります。
⇒インフルエンザ脳症の症状!子供に後遺症を残さないために
⇒インフルエンザ対策で子供を感染から守れ!予防する食品も紹介
⇒1歳でインフルエンザの予防接種は必要?症状や対処法をチェック