妊婦の花粉症にザイザルやアレグラは大丈夫?点鼻薬や目薬には注意が必要
いつもありがとうございます。りんです。
妊娠中の花粉症ってホントつらいですよね。
ちょうど花粉症シーズンに妊婦だと、薬なしで乗り切れるのか不安になってしまいます。でも、妊娠中はなるべくなら薬を飲みたくないのがママの思い。
花粉症の薬であるザイザルやアレグラなどの抗アレルギー薬は、妊婦でも服用が可能なのか、薬を飲んでて妊娠が発覚したけど影響はないのか見ていきたいと思います。点鼻薬には注意点もありますので、参考にしてみてください。
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もくじ
妊婦の花粉症にザイザルやアレグラは大丈夫?
妊娠中に花粉症や鼻炎で悩んでいるママって、実は結構多いんです。
妊娠前から花粉症の人もいれば、妊娠をきっかけに花粉症を発症したり、鼻炎になってしまったり。妊娠してないなら、気にせず市販薬のアレグラFX(大野くんファンというわけではないです(笑))を飲むところなんですが。
赤ちゃんへの影響を考えると、薬を飲むことに躊躇してしまいますよね。特に、一番気になるのが花粉症の薬を飲んでいる時に妊娠が発覚した時です。
産婦人科の先生は「妊娠初期にザイザルを服用した妊婦さんが、出産して異常があったということは今のところありませんから、気にしすぎないようにしましょう。ただ、今からは服用を中止してくださいね。」とのこと。
気にしすぎてストレスになると、その方が赤ちゃんにとっては良くないからとアドバイスがありました。ただ、妊娠初期はできるだけ薬の服用は避けましょう。ということでした。
ザイザルは?
ザイザルは、2010年に発売された新薬になります。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[動物実験(ラット)で胎盤を通過することが報告されている。]
- 授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること。[ヒト乳汁中へ移行することが報告されている。]
引用元:医療用医薬品の添付文書情報
こんな注意書きを見てしまうと、ものすごく不安になりますね。妊娠中のザイザルの服用は、よほどのことがない限り避けるべきかなと私は思います。
アレグラは?
妊娠中でも、処方される先生がいるアレグラですが、注意書きには下記の記載があります。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
- 授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること。[動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。]
引用元:医療用医薬品の添付文書情報
やはり、アレグラもザイザル同様、妊娠中の服用(特に妊娠初期)は私なら避けると思います。実際飲みませんでしたし。
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妊娠中の点鼻薬使用はOK?
点鼻薬は部分的な使用となるため、胎児への影響は飲み薬と比べると極めて低くなります。妊娠中に飲み薬を推奨しない医師でも、点鼻薬は処方してくれるところが多いようです。
以下、体験談。
市販の点鼻薬を使っていました。
通っている大学病院の産科医師にも確認して、市販のものでも点鼻薬ならOKと言われました。
使いすぎはよくないので、朝昼晩と決めて使ってました。
4ヶ月ぐらいから花粉症が始まり、眠れないので市販の点鼻薬を買って、受診しました。
点鼻薬なら、問題ないとのコトで、それからずっと使ってます。
産院の先生に相談しましたが「市販の薬で胎児に影響が出ることは、めっ・・・たにありません。あまり神経質にならないで。」とのことでした。
私が診てもらっている産婦人科の先生は、赤ちゃんの体は出来上がっているから市販の物でも影響ないと言っていましたよ。
体験談の中にもありますが、点鼻薬は市販のものでもほとんどの場合、影響がないようです。とは言っても、やっぱり使用して大丈夫か気になってしまいます。
ここは、自己判断せずに産婦人科の医師に相談してみてくださいね。耳鼻科を受診する場合でも、妊娠○週であることを伝えた上で薬を処方してもらいましょう。
目薬の注意点
目薬に使用されることがある「プラノプラフェン」という成分には注意が必要です。ラットを使った動物実験で分娩遅延が認められています(参考文献:プラノプロフェン点眼液)。妊娠後期の使用には特に注意が必要です。
目薬の成分まで気にしたことがなかったので、ちょっと怖くなってしまいました。もちろん、妊婦に病院で処方されることはまずありませんから安心してくださいね。
気になることは医師に相談
薬を飲んでストレスを軽減
妊娠中は、ザイザルにしてもアレグラにしても、飲まないでいいのなら飲みたくありませんよね。
ただ、花粉症の症状にもよると思います。眠れないほどの鼻づまりに悩まされていたり、マスクしててもくしゃみが頻発してしまったり。
いろいろな症状がストレスになってしまいます。
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そんな時は、産婦人科のかかりつけ医にしっかり相談しましょう。
自分の花粉症の症状を詳しく説明して、鼻づまりだけはどうにかしたいとか目がかゆいのをどうにかしたいとか、どの症状を軽減したいのか伝えることが大事かなと思います。
その上で、薬を飲んで症状を和らげれば、ストレスも減っていい方法じゃないかと。
薬を飲まないという選択
産婦人科医の中には、花粉症の薬を処方する先生も多くいらっしゃいます。説明を聞いて、自分で納得した上で飲むなら構わないと思います。
私は花粉症の薬に限らず、妊娠中、授乳中は薬を飲まないことを選択しました。
飲んだことによる万が一の危険を避けたかったから。先生に大丈夫と言われても、もしかしたら?という不安がどうしても拭いきれませんでした。
その不安な気持ちを先生に伝えると、先生はこうおっしゃいました。
「薬を飲んで、生まれた子に障害があった時、自分が薬を飲んだせいだと後悔するなら飲まないほうがいいですよ。」と。
先生自身も、薬の安全性などの知識や情報、今までの経験から判断しているけれど、100%絶対というのはないんだと言われてました。
ママにとっても赤ちゃんにとっても、納得できる選択をしてくださいね。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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