出生前診断とは?時期や費用も気になるけどメリットやデメリットは?
こんにちは。アヤママです。
私は高齢出産で娘を出産しました。
私自身『羊水検査』を受けましたが、今回は高齢出産の悩みに付き物な『出生前診断』について書いてみたいと思います。
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出生前診断とは?
赤ちゃんに先天性の異常や染色体異常がないかを出産前に調べる事の出来る診断です。
一番一般的なのは『染色体異常』を調べる羊水検査ですが、そこに進む前に胎児に異常がないかをエコーにより診断するという方法もあります。
エコーで確認できる異常もあるので、羊水検査に進む前にこの胎児のエコーによる診断を受ける方もいらっしゃると思います。
私の通院していた病院では、高齢出産の妊婦には全員に出生前診断を受けるか否かの問いかけがありました。検査が実施できる週に達するまでに、先生からどうするか早めに決めてね。と言われていました。
これは実施するのであれば検査の手配等、病院側の準備もあるために早めの回答を希望されていました。
私の場合は羊水検査を実施するかしないかでしたが、多くは妊娠初期に母体血清マーカーテスト(血液検査)でのスクリーニングが行われ、その結果で羊水検査に進むかどうかを判断してもらうというのが多いのではないでしょうか。
それぞれの検査時期や費用
- 超音波検査 妊娠11週~13週頃(費用2~6万円)
- 母体血清マーカーテスト 妊娠15週~20週頃(費用1~2万円)
- 羊水検査 妊娠15週~18週頃(費用8~15万円)
その他、近年血液検査だけで判定可能な『新型出生前診断』が出てきましたが、こちらは費用が高額(20万円前後)でかつ受けられる妊婦さんには条件があります。
新型出生前診断と対象妊婦
血液からDNAの断片を検査、分析し胎児に染色体異常がないかを検査できます。
- 対象妊婦
- 今回の妊娠以前に染色体異常の赤ちゃんを妊娠、出産した事がある妊婦さん
- 35歳異常の高齢出産の妊婦さん
- 担当医師より染色体異常の可能性を指摘された妊婦さん
新型出生前診断は簡単に受けられる検査の為、上記にあてはまる妊婦さんが対象となります。
また、新型出生前診断は確定診断では無い為、結果は『染色体異常の可能性が高い』とまでしかわかりません。その為、結果で確率が高いと出た場合には確定診断となる『羊水検査』の必要があります。
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出生前診断のメリットとデメリット
- メリット
お腹の赤ちゃんにもしも先天性の病気が見つかった場合は、妊娠中から治療に向けての準備や対処が出来ます。また、染色体異常であったとしても、お母さんやお父さん、周りの家族が心の準備や育てていくにあたっての自治体の制度等、出産前に色々と調べておく事が可能です。このように周りの準備や心構えが出来ると言う点がメリットではないでしょうか。
- デメリット
出生前診断の中でも『羊水検査』は受ける時点で赤ちゃんは命の危機にさらされます。なぜなら、お腹に注射器を刺し、羊水を摂取する訳ですから流産の可能性があります。流産の可能性は1%未満と低いですが、それでも0ではありませんので、この検査で流産をしてしまったお母さんが世の中には存在すると言う事です。
また、それだけの危険を冒しても、染色体異常しか見つける事は出来ません。
まとめ
私は出生前診断の『羊水検査』を受けました。
世の中には『羊水検査陽性=中絶』と言う考えが蔓延しています。
羊水検査には賛否両論あると思いますが、赤ちゃんを育てる環境等、家族それぞれの事情があるはずです。
決して赤ちゃんの命を選別する為に受ける検査ではありません。
出生前診断は安易に受けるのではなく、メリットとデメリット、検査結果が陽性だった場合等、夫婦で話し合う内容は沢山あると思います。
受けるにあたっては納得がいくまで夫婦で話し合い、医療機関でのカウンセリング等を受けて決断してほしいと思います。
私の経験が皆さんのお役に立てれば幸いです。
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