言葉の成長はママとパパ次第!どうしたらいい?
子どもの言葉の成長には個人差があります。
わかっていても、ママにとっては大きな悩み。
子どもの言葉を育てるために大人は何をすればいいのでしょうか?
土台が重要
まずは言葉を生み出す仕組みを見ていきましょう。
言葉は大脳の中の『言語中枢』が管理していて、この大脳を支えているのが
『大脳辺縁系(心の脳)』や『脳幹(体の脳)』になります。
建物に例えると、土台の部分が脳幹(元気な体)、その上に重なるのが大脳辺縁系(安定した心)、一番上が大脳(言葉)です。
つまり、健やかな生活を通じて、情緒が安定し、さまざまな体験を経て
言葉が育ちます。
元気な体は、規則正しい生活や発達に合った十分な運動からつくられます。
早寝・早起き、3食しっかり食べる。子どもと一緒に公園に散歩に出かけたり、
一緒にすべり台やぶらんこ、砂遊びを楽しんだり。
安定した心は、親子の絆、情緒の発達から育まれます。
ママに愛されてる。ママ大好き。と子どもが笑顔で過ごせるような親子関係が
いいですね。
言葉は、豊かな体験から聞く力が育ち、言葉で分かり合うようになります。
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大人は何をすればいい?
体を動かしてそれを心地いいと感じると、子どもの脳は刺激され、
言葉の回路が発達します。
絵本に載っているみかんを「みかんだね。」と言うよりも、
本物のみかんを転がして、「黄色いみかんさん、ころころ~」と声をかける方が
大脳まで言葉がよく伝達されます。
もちろん、絵本を読むということも大切ですよ。
子どもの五感をいかに刺激してあげるかを考えて、やりとりする時間を
楽しんでみてください。
我が家では、絵本を読むのはもちろんですが、外へ出かけて、散歩しながら、
咲いてる花や落ちてる葉っぱを見たりさわったりして、「赤いお花だね」
「きれいだね」と声をかけたり、「葉っぱさん、カサカサ音がするね」と
さわってみたり、いろんなものに興味を持ってもらえるようにしています。
風が吹けば、「風が強いね」「ビュービューいってるね」など
体で感じたことをそのまま声に出します。
実家に犬や猫がいるので、動物にも慣れていて「ワンワン」「にゃんにゃん」と
認識するのは早かったですね。
男の子なので、消防車や救急車、パトカー、電車など乗り物も大好き。
おもちゃもありますが、実際に外で本物を見せると反応もいいですよ。
仕事をしてるママなどは限られた時間の中で子どもと接することも多いと思います。
少しでも時間を作って、子どもといろんな体験をしてあげてくださいね。
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言葉がなかなか出ないときは?
大切なことは、子どもの『伝えたい気持ち』を育てること。
子どもが「あう」と言えば「あう」と応え、転んで泣いた時は「痛かったね」と共感する。
そうしてるうちに、子どもはママがわかってくれてる。と安心します。
そこから「気持ちを伝えたい」と意欲が湧いてきます。
また、「おいしいね」だったり、「面白いね」など、子どもの気持ちを代弁するのも
重要。
子どもの中の『言葉のタンク』が膨らんでいきます。
ぜひ、一方的に話しかけるのではなく、ママやパパが「よい聞き手」となって
あげてください。
子どもの言葉の成長は個人差が大きいものです。
ママは焦らず、我が子のペースを見守りながら、フォローしていきましょう。