溶連菌感染症に妊婦が感染!症状・対処法をチェック!赤ちゃんは大丈夫?
こんにちは。管理人のりんです。
子育て中のママは何かと子供からいろいろな病気がうつってしまいますよね( ゚Д゚)
前回、溶連菌感染症が大人にもかかる病気だと知り、症状や治療法を見ていきました。⇒溶連菌感染症の大人の症状や治療法
そこで気になったのが、妊娠中に溶連菌感染症になってしまった場合のこと。
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症状が重症化してしまうのか?
赤ちゃんへの影響はないのか?
飲める薬はあるのか?
など、気になることをまとめてみました。
溶連菌は身近な菌
溶連菌は私たちにとって、とても身近な菌であるのをご存知ですか?
健康な子供100人中、少なくとも5人くらいの子供ののどに溶連菌が存在します。
大人であれば、10人に3人は腸内に溶連菌が存在すると言われているんです。
また、溶連菌は膣内にありふれていて、妊婦10人に1人は存在しています。
この溶連菌は特に体に影響を与えませんが、溶連菌が増殖したり、強力な溶連菌がとりついたり、抵抗力が下がったりすると発病してしまいます。
⇒詳しい症状はこちら。
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溶連菌の妊婦・赤ちゃんへの影響は?
子育て中のママが2人目、3人目を妊娠している時に溶連菌感染症になってしまった場合、妊婦であるママへの影響が心配ですよね。
溶連菌は抗生物質で治療していきますが、妊娠していると薬に敏感になります。
赤ちゃんに影響が出ない抗生物質を医師が処方してくれるので安心してくださいね。
ただ、膣内で溶連菌が見つかった妊婦から生まれた赤ちゃんは、5割の確率で溶連菌を持っています。産道を通る時に感染してしまうんですね。
さらに、溶連菌を持って生まれた赤ちゃんの100人に1人が重い感染症にかかってしまいます。
発症すると
・ミルクの飲みが悪い
・呼吸が安定しない
などの症状が出ますが、その後、肺炎、髄膜炎、敗血症へ急に進行してしまうケースも見られます。
そうなると死亡率は25~50%にまでのぼり、たとえ命をとりとめても神経系の後遺症が残ってしまう可能性があります。
特に生まれて24時間以内に溶連菌感染症を発症した場合が最も危険です。
生後7日以後に発症するケースもあるので、退院後に赤ちゃんが元気がなかったり、ミルクの飲みが悪いと感じたり、呼吸が安定しないということがあれば、すぐに受診するようにしてください。
出産時はどうなる?
ママが溶連菌に感染している場合、子供へ感染するのを防ぐために分娩時には一般的に抗生剤の投与を行います。
抗生剤の点滴をしながらのお産になるんですね。
まれに点滴をされない方針の医師もいるようですので、ご自分の産婦人科医とよく相談されてください。
あとがき
これから出産を控えている妊婦ママは、赤ちゃんが生まれてくることを今か今かと楽しみにしていると思います。
この記事が、溶連菌に感染した妊婦ママのお役に立てれば嬉しいです。
無事に赤ちゃんが生まれますように!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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